月刊ガンジー5月号

主にアンレールドとサーモンランについて書く思考録。

赤乱獲 - ハコビヤ襲来

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「ハコビヤ襲来」における赤乱獲(赤イクラ乱獲)について書かれた記事です。

#ハコビヤ襲来 #赤乱獲

基礎知識

ハコビヤ母艦

体力は3500、赤イクラは0。ハコビヤ母艦はシャケコプターを50F間隔で射出する。ただし、次の条件のいずれかが満たされている場合はシャケコプターを射出しない。

  • フィールド上に箱が15個存在する。
  • 1回目の襲来を撃退されてから定位置に戻るまでの間。
  • 2回目の襲来を撃退された後。

シャケコプター

体力は50、赤イクラは4。プレイヤーの攻撃によって倒されると、1個の金イクラをドロップする。まだ箱を抱えている状態で倒された場合は箱もまとめて破壊される。

体力は50、赤イクラは0。プレイヤーの攻撃によって箱が壊されると爆風が発生し、周囲のシャケに180ダメージを与える。接地してから480F(8秒)経過すると勝手に自壊し、近くにいるプレイヤーに80ダメージを与える。

自壊するまでの間、フィールド上にいるザコシャケ(タマヒロイ含む)の合計数が32未満ならば、160F(2.67秒)間隔で合計3回ザコシャケ(シャケ:ドスコイ:コジャケ=10:4:0)を発生させる。

ザコシャケの出現比率で重みづけして赤イクラの加重平均を取ると8となるから、ザコシャケ発生1回あたりの赤イクラの期待値は8。つまり、「箱は2.67秒ごとに8個の赤イクラを発生させる装置」と考えることができる。

イクラ

イクラがフィールド上に生み出された瞬間、それを拾うためのタマヒロイが生み出される。生み出されたタマヒロイが実際にスポナーに現れるまでには213F(3.55秒)の潜伏時間を要する。タマヒロイは、金イクラがフィールド上にある限り何度でも蘇る。

タマヒロイの赤イクラは6。タマヒロイを5秒間隔で倒せると仮定すると、「金イクラは5秒ごとに6個の赤イクラを発生させる装置」と考えることができる。

(金イクラがすでに32個落ちている状態でシャケコプターを倒しても金イクラは発生しない? 不明)

その他

  体力 イクラ 削り 撃破
シャケコプター 50 4 1 3
タマヒロイ 100 6 3 3
シャケ 100 6 3 3
ドスコイ 400 13 10 3

 

さあ、以上のデータから考えてみよう。

それぞれのシャケから得られる赤イクラ

シャケコプター

まず、シャケコプターから得られる赤イクラはどれくらいか考えよう。50Fごとに1匹のシャケコプターが生まれるので、1waveに最大6000/50=120匹のシャケコプターが生まれる。したがって、1waveでシャケコプターから得られる赤イクラの合計は4*120=480である。(少ない…)

ザコシャケ

シャケコプターがハコビヤ母艦から射出されてから箱を置いていくまでの時間を仮に10秒としよう。すると、1~99個目の箱からは3回、100~102個目の箱からは2回、103~105個目の箱からは1回、ザコシャケが発生することになる。つまり、1waveでザコシャケが306回発生することになり、ザコシャケから得られる赤イクラの合計は8*306=2448となる。

★しかし…

フィールド上に箱が15個存在している場合はシャケコプターが射出されないことに注意したい。シャケコプターが15匹射出されるのにかかる時間は50*15=750Fで、シャケコプターが射出されてから箱が接地され自壊に至るまでの時間は600+480=1080F。ということは、1個目の箱が自壊に至るよりも先に箱の数がカンストしてしまう! したがって、単純に考えると赤イクラの効率は750/1080=69.4%に低下すると思われ、これを考慮するとザコシャケから得られる赤イクラの合計は2448*750/1080=1700

タマヒロイ

シャケコプターを金イクラに変換するまでにかかる時間を5秒としよう。また、タマヒロイの討伐間隔も5秒としよう。すると、たとえば1匹目のシャケコプターが金イクラに変換されるのは残り95秒となる。95秒あればFLOOR(95/5)=19匹のタマヒロイを討伐できる。32個目までの箱について同様の計算を行うと、1waveで512匹のタマヒロイを討伐できることになり、それから得られる赤イクラの合計は6*512=3072である。

戦略

waveをクリアする必要がない場合、いずれの戦略においても、ハコビヤ母艦には干渉すべきでない。ハコビヤ母艦が撃退されて定位置に戻るまでの間はシャケコプターが射出されないためである。したがって、ハコビヤ母艦が1回目の襲来でコンテナに吸着した状態のままwave終了を迎えることになる。

また、金イクラはタマヒロイ発生装置であるため、うかつに拾わないこと。(すでにフィールド上に金イクラが32個ある場合は拾ってしまってもよい?)

A. ザコシャケ戦略

シャケコプターと箱を完全に放置して、箱から生まれるザコシャケだけをひたすら倒すことを考える。この場合、単に1700の赤イクラを稼ぐことができる。

B. ザコシャケ+シャケコプター戦略

シャケコプターが箱を手放してからシャケコプターを倒すことで、箱を放置しつつシャケコプターから赤イクラを得ることができる。この場合、1700+480=2180

C. タマヒロイ+シャケコプター戦略

シャケコプターを倒すことでシャケコプターから赤イクラを得るとともに金イクラを発生させ、さらに金イクラが発生させるタマヒロイをひたすら倒すことを考える。この場合、3072+480=3552

D. ザコシャケ+タマヒロイ+シャケコプター戦略

イクラカンストするまでの間、すなわち1~31匹目のシャケコプターについては、戦略B同様に「シャケコプターが箱を手放してからシャケコプターを倒す」テクニックが有効である。金イクラカンストするまでの間はザコシャケとタマヒロイを同時に相手取り、シャケの枠を有効活用しようというわけである。

1~31匹目のシャケコプターについては、射出から10秒後に箱を手放してから倒すとしよう。すると、1waveに倒せるタマヒロイの数は512から481に減じる。その代わりに、ザコシャケが57回発生する。

つまり、この戦略で得られる赤イクラの合計は6*481+8*57+480=3822

戦略の比較

端的に言って、ザコシャケ戦略は効率が悪い。箱が接地するまでの長い時間を待たなければいけないこと、箱が15個でカンストしてしまうことなどが原因であろう。

どうやら、早々に32個の金イクラを発生させてひたすらタマヒロイを倒し続け、余裕があればシャケコプターも殴るのが良いようである。

ハイプレの使い道

ハイプレは効果時間425F。1Fあたり4ダメージだが、シャケコプターに対しては1F当てるだけで倒せる仕様がある。FLOOR(425/50)+1=9なので、1回のハイプレで最大9匹のシャケコプターをリスキルすることができる。

A. 開幕リスキル

イクラを早く発生させることで、タマヒロイが湧く回数を増やそうという戦略。たとえばシャケコプターを倒すまで本来10秒かかるとすれば、1匹あたり10秒を節約でき、9匹分では10*9=90秒節約できる。タマヒロイの討伐間隔を5秒とすれば、開幕リスキルをしなかった場合と比べてタマヒロイ換算で90/5=18匹分得する。赤イクラ換算だと18*6=108

この使い方は、「シャケコプターを倒すまでに要する本来の時間」が長いほど得であり、短いほど得でなくなる。上では10秒としたが、もしこれが5秒で済むというのなら、効果は半減である。

B. タマヒロイリスキル

タマヒロイのリスポーン間隔は213F(3.55秒)だが、水中にいる間は基本的に攻撃できないため、上記では「討伐間隔は5秒」などとしてきた。しかしハイプレを使えば、タマヒロイが水中にいる間から攻撃できるため、タマヒロイの討伐間隔を4秒程度にまで縮めることができる。1回のハイプレでタマヒロイ2サイクル分をリスキルすることができるから、あるスポナーから32匹のタマヒロイが湧く状況にしてからそのスポナーにハイプレを刺した場合、2*(5-4)*32=64秒節約できる。タマヒロイ換算で64/5=12.8匹分、赤イクラ換算で6*12.8=76.8

この使い方は、1回のハイプレでより多くのタマヒロイをリスキルできるほど得である。上ではひとつのスポナーから32匹のタマヒロイが湧く状況を想定したが、「タマヒロイの湧くスポナーがばらばらなので一度に16匹しかリスキルできません」ということになると、効果は半減である。